ドローン免許の費用は3種類 個人から法人まで内訳を徹底解説

資格の写真

「会社でドローンを使い始めることになったけど、免許(資格)の費用とかどれぐらいかかるのかさっぱりわからない・・・」

「趣味でドローンを飛ばすだけでも免許(資格)は必要になるの?できるだけ安くすませる方法を知りたい・・・」

ドローンの免許(資格)について調べ始めたあなた。色々な情報が目に入ってきて困っていませんか。一番知りたいのは、「自分の場合はいくら費用が必要になるの?」ではないでしょうか。

どうかご安心ください。この記事を読むことで、自分の状況にピッタリの費用と予算を知ることができます。

なお、この記事を書いている筆者は、今まで500名以上の相談をお預かりし、150名以上に免許(資格)発行を通して生徒様の悩み解決に取り組んできました。だからこそ、それぞれの状況に応じたパターン別の費用をシンプルにまとめることができました。

ドローン免許(資格)の費用パターンは3つだけです。

3つのドローン免許(資格)の費用パターン

  • 1.費用はゼロ。無料で楽しむ免許(資格)なしパターン

  • 2.趣味向け。最大でも30万円ほど。必要最低限の免許(資格)を取るパターン

  • 3.仕事向け。最大で45万ほど。業務で必要となる免許(資格)を取るパターン

会社の新しいプロジェクトでドローンを使う場合、上司や管理部門に説明する前に、この記事を資料として使ってみてはいかがでしょうか。どれぐらいの予算になるのかはもちろん、免許(資格)が必要になる理由や、今回のプロジェクトの場合だったらどのぐらいの費用ですむのかなど、関係者に簡単に説明できるようになりますよ。プロジェクトを確実に一歩進められるはずです。

趣味でドローンを始めてみたい場合、自分に当てはまる費用のパターンを選んでみましょう。もしかすると、思っているよりもずっと安くすむかもしれませんよ。

自分の場合は、免許(資格)の費用がいつの時点でいくらかかるのかについて解説をします。

ではいきますよ!

 

1章:そもそもドローンの免許は必要ないケースがある。

沖縄の街並み 宜野湾コンベンションエリア 空撮

免許が無くてもドローンを飛ばせるパターンがあることをご存知でしたでしょうか?こちらでは、どんなケースなら免許を取らなくてもよいかについて説明します。

・ドローンの免許を取る義務はないんです。

「ドローンの免許(資格)は絶対に取らないといけない」というわけではありません。つまり、義務ではありませんので、免許を取るかどうかは、自分で決められるということです。免許(資格)が無くても飛ばすことはできますし、飛行許可・承認を取ることも可能です。

・トイドローンなら免許は不要です。

おもちゃのようなドローン、つまりトイドローンなら免許(資格)を取らなくても飛ばすことは可能です。それはほとんどの場合では飛行許可・承認が必要ないからです。個人的な趣味でドローンを始める場合で、費用を抑えたい場合は、トイドローンを選びましょう。費用をできる限りかけずに楽しむことができますよ。ちなみに、トイドローンにも関わる法令があるということを、頭の片隅にいれておきましょう。(トイドローンに関わる法律は別記事で紹介予定です。)

ちなみに、トイドローンとは、200g未満の機体を指しており、航空法の中では模型航空機と呼ばれています。

マビックシリーズとスパークを並べた写真

・仕事の場合は免許をとられることをおすすめします。

仕事でドローンを使う場合は、免許を取られることをおすすめします。というのも、業務でドローンを飛ばす場合は、必要となる知識や技術のレベルがより高くなります。そして、飛行許可の基準も厳しくなります。そのため、ゼロから手探りで始める場合、多くの手間と工数がかかる可能性が高まります。

詳しく説明すると、業務でドローンを使う場合は、個人的な趣味でドローンを飛ばす場合に比べてリスクが高まります。具体的には、ドローンを飛ばす回数が増えたり、人や建物が密集している場所で飛ばす等の可能性が高まります。より高まるリスクをコントロールするためには、それに応じた安全対策が必要になります。その対策を取るためには、ドローンに対する知識を深めたり、よりレベルの高い操作技術を身につけておく必要があります。

これらの知識と技術を身につけて、日頃のトレーニングを通してスキルを維持するためにも、協会が認定しているプロ講師の指導を受けることが最短距離と言えます。

なお例外としては、もし身近にドローンに詳しい方がいて直接教えて貰える場合です。業務などですでに経験豊富なドローン操縦士の場合、すでに飛行許可承認の取得から現場での運用で積み重ねたノウハウを持っているはずです。その方から直接指導を受けることができれば、免許を取らなくても許可をとったり、仕事で使える状態にまでレベルアップすることは可能です。

2章:免許の費用は3パターンだけ。

紅葉の裏磐梯曽原湖空撮

 

免許の費用パターンは3つだけです。

・トイドローンを飛ばす場合:0円

・屋外で空撮をするなら予算は最大30万円ぐらい

・仕事で使いこなす場合、予算は最大で45万円ほど

パターンによっては免許の費用をかけずにドローンを飛ばせます。他に必要になるのはドローン本体を揃えるための費用だけと考えて大丈夫でしょう。

・トイドローンなら3000円台で買うことができます。

・外で空撮するドローンなら5万円程度で手に入ります。

・仕事に使うドローンなら、20万円程度で手に入れられます。

なお、農薬散布や物流、特殊カメラを搭載する産業用ドローンに関しては、別の記事で紹介予定です。

(1)トイドローンなら免許は不要。費用もかからない。

対象者:トイドローンを飛ばされる方

かかる費用:0円(トイドローンの費用のみ)

トイドローンなら免許なしで飛ばせます。費用をかけたくない場合は、重さが200g未満のトイドローンを選びましょう。航空局の飛行規制の対象外となる機体を選ぶことで、許可承認の申請自体が不要となります。そのため、免許(資格)の情報を提出する必要もありません。

ドローンの各メーカーが、エントリーモデルとなるようなシリーズを販売しています。安価なモデルなら3000円程度で手に入れることができますよ。

なお、トイドローンの場合でも、航空法等の法律の対象になっていますので、十分に注意しましょう。(詳細は別の記事で紹介予定です。)

(2)外で空撮をするなら予算は最大で30万円ぐらいを用意しましょう。

対象者:屋外で空撮を楽しみたい方

かかる費用:最大で30万円程度

趣味でドローン空撮を楽しむ場合は、免許取得のために最大で30万円ぐらいの予算は準備しておきましょう。

というのも、一般的なドローンを飛ばす場合、前述のトイドローンで遊ぶ場合に比べて、リスクが一気に高まります。そのため、ドローンの基本操作に関する技術や、関連する法令など基礎知識を身につける必要があります。

基本的な知識を身につけるにあたり、完全にゼロから独学で進めるには、準備すべき条件が思っているよりも厳しいのが現状です。そのため、認定スクールで講習を受けて、免許(資格)を取られるケースが一般的と言えるでしょう。

費用の内訳は大きく分けて2つです。講習費用と登録費用ですね。講習費用はスクールへ支払うもので、免許に関連する登録費用などは協会へ支払うものになります。

・免許の講習費用 20万円程度(受講前) (※1)

・免許の登録費用 2万円程度(受講後)(※2)

・その他雑費 1万円程度(受講後)(※3)

・許可申請代行費用 5万円(※ 自身で申請すれば無料です。

・保険加入費用 2万円ぐらい(※保障内容に応じて費用は変わります。

 

※1,※2 免許の費用に関しては、それぞれの協会やスクールによって異なります。多少の幅や消費税を考えた場合でも、おおよそ25万円でおさまります。座学のテキスト費用も込みのケースが大半です。なお、申し込みをしてから、受講する日程を決めるまでに授業料を全額払うのが一般的です。

※3 お住いの地域によってはドローンスクールが遠くて、泊まり込みの合宿スタイルになることもあります。その場合、スクール費用の中に宿泊費が込みかどうかも調べておくと良いでしょう。また、免許の試験に不合格となり再試験を受ける場合、スクールによっては費用が必要になることもあります。こういった場合に備えて、1万円ぐらいの費用は余分に準備しておいたほうが良いでしょう。

ドローンスクールの講習費用は、受講前に一括で支払うケースが大半です。免許登録の費用は、卒業した後に必要となるケースが一般的ですね。費用を分割したい場合は、各スクールへ相談してみるのがおすすめです。

ちなみに、免許(資格)を取ってから、いざドローンを飛ばすまでに必要となる費用もあります。例えば、ドローンの飛行許可申請をプロにお願いする場合、最大5万円ぐらいの代行費用がかかります。また、ドローンの保険に加入するのが一般的で、年間で2万円ぐらいを想定しておきましょう。

(3)仕事で使いこなす場合、予算は最大で45万円ほどを想定しておきましょう。

対象者:仕事でドローンを利用する方

かかる費用:最大で45万円程度

仕事でドローンを使う場合は、最大45万円ほどの予算を確保しておきましょう。

業務利用の場合、趣味で利用するパターンに比べて、更にリスクが高まることから、身につけるべき技術のハードルが高まります。レベルの高い技術を身につけるための講習は、協会が準備している認定講習だけではカバーしていないことも。

そのため、免許(資格)の講習とは別に、オプションで講習を受けなければならないケースがあるため、前述の趣味の場合に比べて多めの予算が必要になります。(なお業務向けの飛行許可やルールについては、別の記事で紹介予定です。)

こちらのパターンでは、大きく分けて2つの費用があります。スクールへ支払う講習費用と、協会へ支払う登録費用です。

 

・業務向け免許の講習費用 32万円程度(受講前)(※1)

・免許の登録費用 2万円程度(受講後)(※2)

・その他雑費 3万円程度(受講後)(※3)

・許可申請代行費用 5万円程度(※ 自身で申請すれば無料です。

・保険加入費用 3万円程度(※保障内容に応じて費用は変わります。

※1,※2 業務向け免許(資格)の費用に関しては、それぞれの協会やスクールによって異なります。多少の幅や消費税を考えた場合でも、おおよそ32万円でおさまるはずです。。座学のテキスト費用も込みのケースが大半です。

※3 地域によっては、業務向けの免許(資格)に特化したスクールが遠方のため、合宿が必要になるケースがあります。旅費交通費に注意しておきましょう。また、試験に不合格となり追試験を受ける場合、費用が必要になるケースがありますので注意しましょう。なお、パターン2の趣味の場合に比べて、試験が難しくなると、追試の可能性も高まります。このような場合に備えて、3万円ぐらいの雑費は余分に確保しておいたほうがよいでしょう。

というのも試験に落ちて、追試を何回もうけるケースあり 実際私達のスクールでも、3回の試験を受けられた方もおられます。一度で試験に合格できないか可能性もありますので、多めの予算を準備されることをオススメします。

趣味の場合と同様、ドローンスクールの講習費用は、受講前に一括で支払うケースが大半となり、免許登録の費用は、受講後に必要となります。

免許(資格)を取得した後に必要となる費用もあるので注意しましょう。例えば、許可申請代行やドローン保険の費用になります。仕事の場合は、ドローンを飛ばす回数が増えたり、リスクが高まる傾向にありますので、保険の保障内容を厚くすることが一般的。そのため、個人で空撮をする場合に比べて費用がかさむ可能性がありますので注意しましょう。

 

コラム

◆趣味と仕事の見分け方

お金などの対価をもらってドローンを飛ばす場合は仕事です。どちらかわからない場合は、まずは趣味向けの免許(資格)を取りましょう。そして、必要に応じて、次のレベルに進むことをオススメします。

◆農薬散布とか物流、測量の場合の免許費用は?

これらの免許(資格)は業務利用というカテゴリに入ります。これらの場合、一般利用に比べて機体本体やカメラなどの装備の費用が大きくなります。また、実際に運用するためのノウハウが必要になり、現場での実戦経験の積み重ねが必須です。免許(資格)はあくまでもスタートラインです。思い通りに使いこなすための研究やスキルアップを忘れずに!なお、講習の費用ですが、農薬散布用の講習は5日間で25万円程度が一般的です。測量用のドローン免許(資格)に関する講習は、40万円程度で提供されています。なお、一般的にこれらの講習は、免許を持っていなくても受けられます。「空撮のための免許(資格)を先に取ってから、追加で受講しないといけない!」というわけではありません。

◆会社で受ける場合、助成金による費用の割引はありますか?

もし雇用保険に加入されている方が免許(資格)を取得する場合、厚生労働省による人材開発支援助成金の対象となる可能性があります。ドローンスクールまたは助成金の専門家へ問い合わせをしてみましょう。

 

 

3章:まとめ(結論)

東京都足立区の江北ジャンクション付近を空撮

いかがでしたでしょうか。ご自身の場合は、どの免許費用のパターンが当てはまるか確認できましたでしょうか。これからドローンを飛ばすにあたり、どんな状況でどんなドローンを飛ばすのかによって必要になる費用が変わることがお分かりいただけたと思います。

ちなみに、一定の条件が整えば、免許を取らずにドローンを飛ばすという選択肢を選ぶことも可能です。

念のため、最後に費用パターンをまとめておきましたので、ぜひチェックしてみてくださいね!

・トイドローンなら免許は不要。費用もかからない。

トイドローンであれば、免許(資格)を取らなくても飛ばすことが可能です。航空局の飛行許可(承認)が必要ないからです。まずは、予算にマッチしたトイドローンを選んで、屋内で飛ばしてみましょう。

 

・屋外で空撮するなら、予算は最大30万円ぐらいを用意しましょう。

ドローンで空撮を楽しむ場合は、免許(資格)を取っておきましょう。トイドローンに比べてリスクが高まります。そのため、手探りでゼロから独学で学ぶよりも、ドローンスクールの認定講師から教えてもらうことで、効率よく基礎知識や技術を身につけられるのでおすすめです。

 

・仕事で使いこなす場合、予算は最大45万円ぐらいをみておきましょう。

業務でドローンを使う場合は免許(資格)を取ることをおすすめします。趣味利用に比べて更にリスクが高まること、そして必要となる技術のハードルが高まるため、オプションの講習が必要になるケースがあります。業務利用の許可内容をカバーするために必要な講習が準備されているかどうか、スクールへ問い合わせされることをおすすめします。

パターンに応じた予算を準備して、資格準備を進めてまいりましょう。

最後までご覧頂きまして本当にありがとうございました!どうかご安全に。ハチブログスタッフ一同、あなたの素敵なフライトを心から願っております!